食育コラム

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赤ちゃんのeat right!! = 良い食べ方

手づかみ食べ
赤ちゃんは成長にともなって、自分の体を自分の意思で自由に動かせるようになり、「自分でやりたい」という意欲が生まれてきます。
これは、食事においても同じ。保護者の方からお口に入れてもらうだけではなく、自分でやりたい! 自分で食べたい!とトライしようとします。
ここから始まる《赤ちゃんのeatright!!=良い食べ方》が「手づかみ食べ」です。

まずは、食事前の赤ちゃんの手をキレイに洗ってあげましょう。
食べ物は赤ちゃんの手でつかめるサイズを用意します。手づかみ食べは、目、口、手などを同時に動かす協調運動を伴い、手や指で食べ物をつかみ、口へ運ぶ基本的な動作の訓練につながります。
最初は、5本の指すべてを使っても上手に食べられなかったものが、一本一本の指への力の入れ方や動かし方を体得し、親指と人差し指を使ってつぶしたり、つまんだりできるようなってきます。
このように「手づかみ食べ」は、乳幼児が道具を使って食べるようになるための大切なステップです。自分の指や手が自由に動かせるようになると、スプーンやフォーク、お箸といった道具を使って食べることができるようになります。

好奇心のかたまりである赤ちゃんにとって「食べ物」は不思議なおもちゃかもしれません。温かかったり、柔らかかったり、伸びたり、トロトロしていたり、口に入れると味がして、ほんのかすかな旨味も美味しく感じるでしょう。

手でベチャベチャにしてみたり、ぽーいと投げてみたり、お顔にねじねじしてみたり。ある時は上手にお口に運んだ り、その度に保護者の表情が変わるのもなんとも面白い反応なのかもしれません。

最初は、食べ物で遊んでばかりで結局食べない、という日もあるかもしれません。
まだまだおっぱいが飲みたい時もあるでしょう。
体調やご機嫌によっても、食事に興味を示さない日もあるかもしれません。
離乳食は順調に進むとは限りません。同じ月齢の子どもと比べて焦る必要もありません。
まずは食欲を作ることも大切。
好奇心いっ ぱいに思いっきり遊ばせて、お腹を空かせて「美味しく食べる」を体験させてあげましょう。

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草原